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スポーツとトレーニングの関係性

『トレーニングをしないプロスポーツ選手はいない』と思う人はどれぐらいいるでしょうか。SNSYouTubeのおかげで昔よりトレーニングが身近になってきてはいますが、まだまだトレーニングと言うと筋肉を付けるだけと思う人が多いように感じます。

その固定概念があるがゆえに、『筋肉は身体動作の邪魔になる』など、都市伝説のような噂に惑わされてしまうのだと思います。

レーニングをすると言う事は、トレーニングの刺激により成長ホルモンの分泌や、シグナルの伝達など体を動かすには重要な要素を成長させたりできます。

 

よくある考え方ですが、「良いプレーをする為には、自分の体を上手に使わないとけないのはわかっている、でも体を上手に使う方法がわからない。だから練習をする。」

と言った考え方です。私が思うところ、その練習も上手に体を動かす事がわからなかったり、体自体が動かなかったらその練習は無駄になってしまうのではないでしょうか。

車に例えると、筋肉は身体を動かすエンジンになり、そのエンジンの力を伝える為には、タイヤやクランク(関節・腱)と言った伝達系の働きが必要になり、さらに、それ自体を操作するドライバー(脳)が必要になります。この関係性が欠けてしまっては車は上手く走行しませんよね。

筋肉から生み出される力やスピードをしっかりとコントロールする必要があります。

競技スポーツの為に筋力トレーニングをし、質の良い練習を繰り返すことが出来る身体にしていく為のコンディショニングとしてトレーニングは必要なものと言えます。

 

スポーツの動作は、

『目からの情報→脳で考えて→脳が体に指令する→体は実行する』

この神経回路で行われます。

これは随意運動と呼ばれ、

【フィジカル(筋力、パワー、継続出来る体力)+ 競技動作を繰り返し練習する】

事でこの神経回路の情報伝達が効率的になり、より早く最適な運動指令が筋肉に伝えられるようになる事でパフォーマンスが向上していきます。

 

そもそも競技スキルと言うものは、ムーブメントとパフォーマンスの上にあり、ムーブメントとパフォーマンスを疎かにしてしまうと競技スキルの習得は難しくなってしまいます。

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では少し『スポーツとは何か?』について考えてみたいと思います。2020年現在、スポーツと成る競技の幅が広くなってきているかと思います。ゲームや将棋・囲碁なんかは「℮スポーツ」「スポーツ将棋・囲碁」なんて呼び方に変わってきています。

現在のスポーツとは『体を動かすもの=スポーツ』ではないと言うのが、私の考えです。

 

スポーツを行っている人達に大切なことは『集中力・身体操作能力・反応能力etc』体を動かすスポーツをしている人にも非常に大切な能力です。

さらに、トレーニングには【心まで健康にする効果】があります。トレーニングの最中は、気分が高まり交感神経が活性化されますが、トレーニングを終えると高まった気持ちが落ち着き、今度は副交感神経が優位に立ちます。

自律神経のバランスを保つ為には、この交感神経を定期的に活性化させることが大切になります。自律神経のバランスが崩れてしまっては、全身の器官のコントロールを失い、良いパフォーマンスは出来なくなってしまいますよね。

パフォーマンスをする人には是非、トレーニングを取り入れて頂きたいと思います。

 

そして、トレーニングは脳からの伝達・指令の精度を高める練習にもなります。従来のスポーツにも十分に必要な能力のはずです。

現在のスポーツも従来のスポーツもパフォーマンスをする立場の人には、トレーニングをする事で様々な方面からプラスの要素を与えてくれるので、より良いパフォーマンスをする為には切っても切り離せない関係性だと言う事です。